2019年4月に息子が大学生になりました。
昨年の今頃は親にとっても大変な時期でした。
ここから受験日まで、子供と一緒に受験を乗り越えるために親が把握しておきたい事を書いていきます。
先に知っておいた方がいい事もありますので、是非お付き合い下さい。
*2019年度とは変更になっている事もあります。センター試験はなくなり共通テストになっています。最新の情報は各大学のHPでご確認ください。
併願校の決め方・何校受験するか?について、また、どこの国公立大学に出願するか?についても別ページで書いています。
センター試験申し込み
現役高校生の場合は、高校でまとめて出願してくれる場合もあります。
高校で確認しましょう。
出願の際には受験料の支払いが必要です。
センター試験とは
国公立大学の場合、一次試験という感じになります。(センター試験はなくなり共通テストになっています)
国公立大学の受験では、ほとんどの場合、このセンター試験の結果と大学別にある個別試験の結果の合計で、合否が決まります。
ただし、大学によってこのセンター試験と個別試験の評価の割合が違います。
国公立大学とセンター試験についてはこちらに書きます↓

国公立大学は何校まで受けられるかについてはこちらをご覧ください。↓

私立大学の場合は、いくつかパターンがあります。
センター試験の結果だけで合否が決まる試験制度もあれば、センター試験と個別試験の合計で決まる試験制度、またセンター試験を必要としない試験制度もあり様々です。
私立大学受験とセンター試験についてはこちらに書きます↓

必要な受験科目を把握
受験する大学によって、センター試験での必要な受験科目が決まっています。
この必要な科目を受験していないと、出願すら出来ません。
この時期に一番大切なことは、受験科目を間違えないように親もしっかり確認することです。
すでにセンター試験の申し込みは終了していると思いますが、何の科目を受験するのかしっかり把握しておいてくださいね。
これから出願にあたって、出願条件としてセンター試験の必須科目名が出てきます。
また、配点なども出願校を決める上では大切な要素です。
出願条件の確認方法についてはこちらに書きます。↓

願書の取り寄せ
国公立大学の願書
2019年度の受験までは紙の願書がほとんどでしたが、今年度はWEB申請の国公立大学が増えています。
紙の願書の場合は事前に申し込みをしておくと、発送日になったら発送してくれるところがあります。
願書だけでなく、大学案内なども申し込めます。
願書の取り寄せ方法はこちら↓

私立大学の願書
私立大学の場合は、紙の願書での出願ではなくWEBでの出願を行なっている大学が多いです。
国公立大学と同様に大学案内は申し込めば送ってもらえます。
申込みは上記の願書の取り寄せ方法をご覧ください。
募集要項はWEBで公開する大学もありますので、公開されたらプリントアウトしておくなどして、手元に用意しておきましょう。
写真の準備
プリントされた写真とデータでの写真の両方を用意した方がいいと思います。
写真撮影時の服装
入学後の学生証写真として使用する事もありますので、男子ならワイシャツで撮るのが無難です。
(学ランなど制服だと分かるものはやめた方がいいと思います)
プリントされた写真の使い道
センター試験の受験票にも使いますが、国公立大学の願書にも貼り付ける必要があります。
WEB出願の私立大学の場合でも、プリントアウトした書類に写真を貼り付けて提出する大学もあります。
また、合格した時にも学生証の写真として利用する事もありますので、少し多めに用意しておくといいと思います。
データの写真の使い道
私立大学のWEB出願で、写真をデータで提出する大学があります。
その他出願準備
調査書など
高校生の場合は、高校で用意してくれます。
必要な通数をもらいましょう。
必要な通数=受験する大学数とは限りません。
同じ学部に複数回に分けて出願する場合に、その都度調査書を送る必要がある大学もありますので、受験要項をしっかり確認してください。
*必要な書類は各大学の募集要項でご確認ください。
試験日の宿泊予約
出願してから(年明け)では遅いと思います。
受験したい大学が決まっているのであれば、出来るだけ早く予約することをおすすめします。
我が家の場合は、願書と共に同封されていた宿泊施設を確認しましたが、11月下旬の時点でほぼ満室でした。
パソコン・プリンター
私立大学でWEB出願する場合、WEBで出願した後に必要書類をプリントアウトして送付する場合もあります。
国公立大学でもWEB申請が増えましたので、必要だと思います。
私立大学の出願
国公立大学の出願前から私立大学の出願が始まります。
大学の出願に関して、親がするべきか、子供に自分でさせるべきか、ご家庭によって意見が分かれるところだと思います。
我が家の場合は、出願はほとんど親が行いました。
どちらでも良いとは思いましたが、勉強だけに集中して欲しかったというのもあります。
出願日によって受験会場が変わる
大学やその学部によっては、複数の受験会場が用意されています場合もあります。
どこに住んでいるのかにもよりますが、早く出願した人から便利な会場になる場合もありますので早めの出願がおすすめです。
出願する事が決まっているのであれば、受付開始とともに出願しましょう。
一度に出願しなくてもOK
多くの受験制度を用意している私立大学の場合、その受験制度によって出願期間が異なる場合もあります。
その場合、途中の様子を見ながら出願する事も可能です。
例えば、センター試験前にセンター利用を出願して、試験の出来具合によって筆記試験の受験を申し込むなどという事ができる場合もあります。
ただし、出願ごとに受験料の振込手数料などを含めた手数料が発生します。
また、後から出願すると受験会場が遠くなる事もあるので難しいところですが、出願期間はしっかり把握しておいた方がいいと思います。
大学によっては、その都度調査書や写真の用意も必要になる場合もありますので、迷っていないのであれば一度に出願した方がいいかもしれません。
*大学によっては大学内で併願する事によって、受験料の割り引きを行なっています。
(例えば、1受験だと35,000円ですが、2受験だと55,000円のような割引もあります。割引の条件などは大学の入試要項などでよく確認してください)
受験前に申し込む奨学金もある
私立大学の中には、受験前に奨学金の申込みをする必要がある奨学金制度を設けている大学もあります。
受験前というよりも出願前に受け付けている大学もありますので、まだ早いと思わずに大学のHPなどで確認してみてください。
奨学金というと、成績が優秀な人だけとか、所得が低い家庭だけだというイメージがあるかもしれませんが、色々な種類の奨学金がありますので、まずは確認してください。
返済不要の奨学金を多くの学生が利用できるようにしている大学もあります。
特に首都圏以外の地域から首都圏の大学を目指す場合の奨学金が充実している大学もあります。
私も昨年、出願した後にこのような奨学金制度を知ってがっくりしてしまいました。
大学独自の奨学金制度は、大学によって数も種類も違います。
受ける可能性のある大学については、早めに調べておく事をおすすめします。
国公立大学の出願
センター試験が終わった後に国公立大学の出願が始まります。
前期試験・後期試験ともに出願期間は同じです。
国公立大学の出願についてはこちらに書いています↓

どこの国公立大学に出願するか、センターリサーチを利用しましょう。↓

受験当日のアクセスについても早めに確認しましょう↓

国公立大学 合格後の手続き
国公立大学に合格した後の手続きやそのほか大学での費用などはこちらに書いています↓

親の心構え
黙って見守る
受験の時期は親にとっても大変なストレスです。
私も毎日子供の事が気になって仕方ありませんでした。
勉強は進んでいるのだろうか・・という前に、ちゃんと勉強してるのか?
聞きたいことはたくさんありましたが、大切な事はやはり”黙って見守る事”だと思っていました。
そして、何か子供から受験の事を切り出してきた時に相談にのれるように受験の事を調べていました。
親が受験の仕組みを分かっていないと、何か言われても的外れな事を言ってしまいそうだったからです。
模試の結果を見ながら、色々調べたり私なりに分析していく事で最終的には子供にアドバイスできるようになりました。
学校に任せる、塾に任せる、本人に任せるというご家庭もあるかもしれませんが、我が家は進路相談は私に任せてという気持ちで受験期を乗り越えたつもりです。
その前に、模試の結果いつ出てるの?という方もいるかもしれません。
我が家も請求しなければ、まず出てきませんでした。
模試の申し込みはお金がかかるので必ず把握する事になりますから、その際に結果がいつ返ってくるか控えていました。
夏以降は模試の数も増えてきますので、一覧表を作らないと分からなくなります。
結果返却の日が近づくと、そろそろ返ってくるから見せてね、と毎回催促しました。
結果を見て悪かったとしても、私から何かをいう事はしませんでしたが、今現在の実力を把握できた事は良かったと思っています。
最終的にはセンターリサーチでのA判定を目指して、いや合格できる事を祈って、子供を信じるしかありません。
受験生は勉強している
受験生は親が何も言わなくても勉強しています。
これは主婦が何も言われなくても掃除をしているのと同じです。
もちろん、どれくらいの時間や量を勉強しているかは個人差があると思いますが。
でも時には勉強する気がおきない時もあるでしょうし、しない日もあるでしょう。
これは主婦がたまに掃除をしてない日があるのと同じです。
そのたまたま掃除をしていない日に”今日は掃除したのか?”と言われたら、カチンと来ますよね。
なので、いかにも勉強してません、みたいな時もとにかく何も言いませんでした。
なかには本当に勉強していないというお子さんもいるかと思います。
でも、そういったお子さんに親がうるさく言ったところで果たして勉強するでしょうか。
言われて勉強する子ももちろんいるかもしれません。
でも多くの場合、やる気は自分の中から出てくるものだと思うのです。
受験が終わった後に息子から聞いた話ですが、実際に親にうるさく言われ、逆にやる気を失ってしまったり、反発して志望校を下げたというお子さんもいたようです。
受験生を持つ親御さんにとって、言いたい事も思う事もどんどん溜まっていく時期だと思います。
でも、自分以上にストレスが溜まっているのは受験生本人だという事をどうぞ忘れずに温かく見守ってあげてください。
お子さんはきっとそんな親御さんの気持ちをわかってくれているはずです。
ここまで読んでいただきありがとうございます。
入学後のことをちょっとだけ書かせていただきます。↓
高校のジャージは取っておく
大学に入ってから体育の時間にジャージが必要になることがあります。
その際、高校で着ていたジャージをそのまま着ている方も多いようです。
うちでは、卒業と同時に捨ててしまい・・
新しく買いました。
かろうじて捨てなかったのは、体育館用のシューズです。
こちらはそのまま大学で使用しています。
大学や選択科目によって必要ではない場合もあるかもしれませんが、念の為取っておくことをオススメします。
パソコンの購入
入学後すぐにパソコンを購入しました。
Macのパソコンを検討している方は、Apple Storeで購入すると学割があります。
学割の価格は Apple のHPで確認できますが、
大学によっては、その学割よりもさらに割引になる場合もあります。
私は知らずに Apple Store に電話して注文したのですが、”どこの大学ですか?”と聞かれて、大学名を答えたら、”さらに割引になりますよ” と言われました。
どこの大学が対象になっているのかは分かりませんが、検討している方は電話で注文する際に確認してみる価値ありかもです。
ちなみに購入する際には、大学名と学部名、学生番号を伝えました。
どれくらい割引になったかと言いますと
定価 ¥119,800(税抜き) のMacbook Air が通常の学割ですと、¥109,800 (税抜き)になりますが、
さらに特定の学割で ¥105,408(税抜き) で購入できました。
*2019年7月時点です。
ご参考までに